小林栄子 先生

美・Japon代表/コスチュームデザイナー

一水空との出会いは、まるで古都の静けさの中で舞い降りた風のような感動でした。 その動きには、日本人が大切にしてきた「間」や「品」の美しさが息づいており、内面から溢れる気の流れが、自然と調和する美を形づくっています。

私はこれまで、着物に宿る日本の伝統美を、現代の感性と融合させて世界に発信することをテーマに活動してきました。 その中で気づいたのは、「美とは、外に着るものだけではなく、内に宿る心と所作の総体である」ということです。

一水空は、まさにその“内なる美”を体現するための道。 静けさの中に凛とした力を宿し、呼吸と共に身体を整えるこの表現法を、私のファッションモデルたちにぜひ学ばせたいと願いました。

美は、日々の所作の中に生き、意識の中で育まれていくもの。 一水空の動きは、日本の伝統文化を現代に生きる身体に染み込ませ、纏う人の心にまで美を届けてくれるでしょう。