一水空創始者・プロフィール
林陽(リンヤン)
北京出身。
西太后の衣食住を管理する内務府大臣であった厲家菜(レイカサイ)初代を祖先に持つ。
宮廷武術尹氏八卦掌直伝五代目伝人。
日本に渡り、東京で大学/大学院時代を過ごす。
結婚を機に兵庫に移住、その後、渡米。現在はアメリカのユタ州在住。
東京家政学院大学工芸文化学科、東京学芸大学院美術教育修了。
この間、宮廷21式呼吸法を学ぶ。
大学院在学時、専攻した美術教育的な観点から受け継いだ呼吸法との繋がりを見いだし、身体文化や身体の感覚により深い意味があることに気づく。
それまでの自らの鍛錬と研究を元に、「一水空メソッド」を考案。
その普及と尹氏八卦掌の伝承の為、日本・ 中国・アメリカ各地で講座やイベントを開催、精力的に活動中。
現代における伝統文化を通した新たな社会貢献をライフワークとしている。
尹氏八卦掌
八卦掌(はっけしょう)は、太極拳、形意拳と並ぶ中国武術の内家拳の一つです。
その歴史は清朝末期(19世紀)、北京を中心に活動した董海川(とうかいせん)に始まります。
創始者の董海川は謎に包まれた人物で、その生涯の詳細についてはわかっていません。彼自身のスタイルの八卦掌は残っておらず、いま世に伝わるのは弟子たちのスタイルです。
尹氏八卦掌は、八卦掌の創始者 董海川の大弟子である尹福(いんふく、1840年〜1909年)が伝えた八卦掌です。
尹福の家は北京東城の朝陽門外にあったため、彼の伝える八卦掌は後の人々から「東城八卦掌」と呼ばれました。また掌の形が牛の舌に似ているところから「牛舌掌」とも呼ばれました。
尹福が修練した八卦掌を、最初二代の直系伝人は「無極八卦掌」と呼び、その後次第に完備した体系が形作られ、第三代伝人からは「尹氏八卦掌」あるいは「宮内八卦掌」と呼ばれることになりました。
(三代目伝人 王敷師爺の残した資料より)
一水空の創設者・林陽(リンヤン)は、2004年に北京で宮廷武術・尹氏八卦掌(いんしはっけしょう)4代目伝人、王尚智(おうしょうち)先生と出会い、翌年に拝師(入門)し、初代入門弟子となりました。
一水空の各教室では、八卦掌のレッスンは行っていません。
しかし、伝統武術である尹氏八卦掌の動きを一水空の創作に組み込んでいます。
尹氏八卦掌に興味のある方は、こちらよりお問い合わせ下さい。